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水野博司／窯変藻焼急須（大平丸）　\11,000+税　　　参考サイズ：胴体直径約11.5cm　高さ約6.7cm　容量（茶漉し上端まで）約250ml


焼成時、藻を巻き付けて焼くことにより、藻が焼けた跡が筋のように焼き付いて何とも言えない渋い色目の装飾になります。

平たい急須は茶葉が入れやすく、中の乾きが早いところもいいです。すべすべの手触りが心地よく、使い込むほどに艶が増していきます。

取っ手の下に「博司」の印が押されています。

茶漉しと胴体との接合部の際まで茶漉し穴が半分かかるように茶漉しを取り付けています。これは最後の一滴までお茶を注げるようにとの工夫です。また、茶漉し穴はよく見ると3段階の大きさの穴が開けられています。

ところどころ、赤みを帯びたり、鈍く光ったり、見ていて飽きません。いつもの梨皮急須の石粒混じりの土と違い、石粒の入らない藻焼き専用のきめ細かな土が使われます。

一見派手に見える装飾技法も、水野さんのセンスであくまでも上品にまとまります。めったに作られない藻掛け急須です。お早めにどうぞ。